銀行は、まだまだ担保主義!その他の資金調達方法とは?
資金調達
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会社を運営している社長は、会社の運営資金確保の為、銀行・信金・信組から自宅などを担保に入れて、借入を行っている場合も多いと思います。
しかし銀行の担当者に何度、新ビジネスの話をしても、担保以上の融資は、なかなか受けることは難しいのではないでしょうか。
このような場合、どのようにしたらよいでしょうか?
銀行は、まだまだ担保主義
銀行は、融資のリスクを極力抑えようとします。それは、もし融資先が倒産してしまった場合、営業担当者やその上席、融資承認者へのマイナス評価はもちろん、もしそれが融資直後の倒産であったりすると、本部から担当支店宛に調査が入ることがあります。調査員は、融資書類をチェックし、営業担当者には、個別面談を実施し、融資に至る経緯、どこかで不正が行われていないか等、隅々まで調査します。
さらに、倒産の結果、「融資残>担保」、つまり貸倒が発生した場合、営業担当者の成績に大きなマイナスを残すことになります。銀行は、まだまだ個人の成績を減点方式で決定する場合も多いため、営業担当者にとって、融資先の倒産は死活となります。 そのため、銀行は貸倒を防ぐため、担保があれば、その範囲内での融資枠に留め、保証会社の保証があれば、その保証範囲で融資をします。つまり、銀行担当者に、新ビジネスの為、融資をお願いしても、「担保はありますか?」となってしまうことが多いです・・・。
でも、ビジネスチャンスのため、お金は必要!このような場合、どのようにしたらよいでしょうか?
その他の資金調達方法とは?
現在、新しい資金調達方法の1つとして「ファクタリング」があります。
これは事業で発生する取引先の「「売掛金」→「売掛債権」とも言います。」を入金前の専門業者に買い取ってもらい、振込期日前に資金を得る方法です。
この場合、万が一、取引先が倒産した場合でも、「売掛債権」は売却済みの為、買い戻す必要はありません。
また、ファクタリングを行う方法として「2点方式」と「3点方式」があります。
2点方式は、ファクタリング業者と売主のみの契約で、「売掛債権」を買い取ってもらえます。3点方式は、2点方式に取引先が加わる方式です。その為、取引先の同意が必要となります。一方、買取手数料は3点方式に比べ、2点方式のほうが高くなる場合が多いようです。
しかし、メリットが多いように感じるファクタリングですが、買取手数料が高額になる場合が多いようです。一般的に売掛債権の70%~90%と言われています。
手数料が高いと感じる場合、取引先に「手形」の発行、またはネット内で完結する「でんさい」での支払いをお願いするのが良いかも知れません。「手形・でんさい」は日本国内で認められた流通性が非常に高いもので、銀行のほか、市中割引業者でも、手形割引ですぐに資金化することが可能です。
まとめ
現在、紙の手形が減り、振込での取引が増えていると思います。しかし、振込の場合、すぐに資金化する場合、ファクタリングを利用して買取手数料を支払う必要があります。 一方、手形割引であれば、金利は法定金利内(額面によって、年利15%・18%・20%以内)に制限されますし、金利は日割りで計算されます。
そこでお勧めしたいのが、株式会社ジャパン・ファイナンシャル・ソリューションズの商業手形割引です。日本全国どこからでも対応出来、手形を受領する前でも、割引可能かどうか確認することが出来ます。手形割引でわからないことがあれば、一度相談してみては如何でしょうか。